無知でも楽しい初めてのボディビル大会
友達に「ボディビルの大会を見に行こう」と言われました。
面白そうなので行きたいと答えました。
初めてのボディビル大会
誘ってくれた友達も、そしてもちろん私もボディビルの大会に行くのはこれが初めてです。
とりあえず近場である大会をネットで調べ、チケット販売サイトでチケットを購入しました。
今回行くことにしたのは7月21日に大阪であった大阪クラス別マスターズジュニアボディビル選手権という大会です。
この大会、事前にどれだけネットで検索をかけても開催日と会場、そして開始時刻の情報しか手に入りませんでした。どのようなプログラムでどういう風に大会が進むのか。全くの謎。
そもそもボディビルの大会自体ネットで調べても情報が全然出てこないんですよね。何故なのでしょうか。
私たちは調べるのを諦めて、なにも知らない状態で大会を見に行くことに決めました。
そして当日
会場に着き、入口の掲示板を見ればどこのホールで大会が行われるのか書いていました。
私たち、開始時刻は知っていたんですけど何時に終わるかは知らなかったんですよね。よく見ると9時から21時までって書いてますね。え? そんな長い間やるの?
会場に入る前、持っているチケットを見せる場所に着きました。
「筋肉の大会やし、チケットも普通にもぎるんじゃなくて、引きちぎるようにもぎってくれるんじゃね?」
実は会場に着く前にそんなことを言ってたのですが、実際はどうでしょう。
まじで引きちぎられました。
ちぎるための部分に点線が付いているチケットなのですが、その反対側を引きちぎられました。ちなみに友達は正しくもぎられてたのに私だけ引きちぎられました。何故?
会場は300人ほど入るホールで、私たちがついた時点で結構な人が座っていました。若い人もちらほらいて少しだけ安心しました。
開始時刻になり突然のライトアップ。ぞろぞろと現れるマッチョ。
司会が番号を呼ぶ声に合わせて、ビキニパンツに番号を貼ったマッチョたちが登場しはじめます。
会場の歓声。高らかな司会の声。戸惑う私たち。いよいよなにも知らない状態でのボディビル大会が始まりました。
ホールに入る前にパンフレットをもらったのですが、パンフレットによるとまずは年齢別での戦いが行われるらしいです。
30-50歳あたりの登録選手が多く、その辺りの年齢の人たちでまずは予選が始まりました。
観客席の一番前の席に審査員たちが座っています。審査員に向けて筋肉をアピールするマッチョたち。すごい光景でした。
予選を通過できるのは各年齢のクラスごとに6人です
選ばれた6人はこのように、司会に指定されたポーズを順番にとっていきます。
マッチョたちがみんな同じポーズをしてるのはなんともシュールな光景でした。
クラスによってはエントリーした人数が6人以下のため、予選抜きで本戦に進んでいきます。
最高齢の方はなんと78歳
この年齢のクラスはこの方のみのエントリーだったのですが、近くで見るともう本当にすごい筋肉なんですよ。
若い人に劣らない、いやむしろ圧勝するレベルの筋肉。この人が登場した瞬間、その筋肉と堂々とした姿勢を見てとても感動しました。
好きなことがあって歳をとっても活動し続けれるのはすごいことですね。憧れます。
そしてボディビル大会で有名なものといえば観客からの野次。応援したいマッチョに対して、激励の意味も込めて観客席から色々なことを叫びます。
応援したい人の番号を叫ぶのが一番多かったのですが、もちろん個性的なものもたくさんありました。
「肩に翼生えてるよ!」
「背中に鬼が宿ってる!!」
などなど。語彙力が強くておもしろかったです。
そして6人での筋肉アピールタイムが終わった後は、休憩を挟んで個人でのアピールタイムです。
個人でのアピールってなにをするんだろう?そう思ったその時。
鳴り響く爆音!!
音楽に合わせて舞い踊るマッチョたち!!
各自が用意した音楽に合わせて、自分で考えたであろう振り付けでポージングを決めるマッチョの姿がそこにはありました。
なにも知らない状態で行ったボディビル大会ですが、正直ここが一番驚きました。私の中でのボディビルのイメージは、ひたすらポージングをとるといったものだったので、様々な曲に合わせて舞い踊るマッチョたちの姿は新鮮でした。まるでフィギュアスケート。
見ててめちゃくちゃ楽しかったので、これを見るためだけにもう一度大会に行きたいといまだに思っています。心の底からオススメします。
結果発表
個人でのアピールタイムが終わった後は、各クラスごとの順位の発表が行われました。
ドラムロールとともに下から順に順位が呼ばれていき、最後に優勝者の名が呼ばれます。
観客側としても緊張の一瞬です。
順位が決まった後は、各自好きなポーズをとる撮影タイムがありました。シャッターを押す手がとまらないとまらない。
ちょうどここまでで、3時間ぐらいでした。
私たちはこの後用事があったのでここで席を離れたのですが、この後は体重別にクラス分けをした大会が続いたようです。時間に余裕があれば見たかったです、悔いが残りますね。
最終的に写真フォルダが肌色で埋まるまで写真を撮っていました。
あの独特の熱気といいマッチョたちのポージングや舞いといい、とても楽しい経験でした。
この記事を見た人全員にボディビル大会を見に行ってほしいぐらい勧めます。ぜひ、行ってみてください!